研究員 泉水英計
調査に参加するにあたって
中国周辺地域の民俗文化の比較研究として、ヤオと沖縄の成巫慣行の共通性と個別性を検討したい。現地調査中は、成巫儀礼に参加する人々の社会関係に焦点を当て、誰がどのような個人史をもつのか、そして、誰と誰がどのような系譜関係にあるかを特に厳密に確認していきたい。また、儀礼の存続が現代中国に生きるヤオの人々にとって、どのような意味をもつのか、歴史的変遷を視野に入れながら明らかにしたい。
現在の勤務先および職名 | 神奈川大学経営学部 教授 |
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専門領域 | 文化人類学 |
研究業績 | 古琉球の魔術と近代沖縄の魔術―伊波普猷の史論から― 単 平成18年(2006年)7月 『神奈川大学評論』54号 pp.65-74. |
平成18年(2006年)4月 科学研究費補助金萌芽研究1,400千円 「「民族」およびその類語概念の翻訳過程に関する社会人類学的比較研究」(研究代表者) |
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How Do Shamans En-counter Spirits? Trance and Possession among Okinawan Yuta Reconsidered 単 平成17年(2005年)3月 Japanese Review of Cultural Anthropology,vol. pp.529-53. | |
On Cognitive Aspects of Rhetorical Time Reckoning:Metaphor and Image-Schema in Calendrical Divination in Okinawa 単 平成16年(2004年)3月 Asian Folklore Studies,62(2) pp.291-321. | |
Vernacular Okinawa:Identity and Ideology in Contemporary Local Activism 単 平成13年(2001年)9月 D.Phil Dissertation,University of Oxford |
- ページ作成日:2008-11-20
- 最終更新日:2008-11-20